年上女のワナにハマる

職場の昼休みに、同僚のおばさんから「彼氏いるの?」と尋ねられ、反射的に「いえ、いないんですよ」と、嘘をついた私が悪かったのです。
正直に「います」と答え、根掘り葉掘りの質問攻めにあった後輩の話を聞いていたので、つい嘘をついてしまいました。

思い返せば、「あなた、いい年なんじゃないの?親御さんも心配していない?」との言葉に、余計なお世話だな、と感じつつ「そうですよね。私も考えなくちゃいけませんよね」と応じたのも、まずかったかもしれません。

一週間後、たまにはお洒落な店でランチでもしましょう、と言う同僚のおばさんについて行くと、なぜか予約済みのテーブルには、見ず知らずの男性が既に座っていました。

訳が分からずテーブルの前で立ったままの私を振り返った同僚のおばさんは、「いい人なのよ。私の知人の息子さん。会社も近所だし」と、笑顔でランチお見合いの開始を宣言しました。
それは人生で最も気詰まりなランチタイムでした。

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