カフェでおしゃべり

初対面の人と話すのが苦手で、すぐに打ち解けられる人が羨ましかった。
仕事柄、初めて会う人と仕事を一緒にすることが多いため、このスキルは必須だったが、なかなか上手くできなかった。
最初は「初対面の人と打ち解ています、今!」と頭の中で思いながら無理矢理話しかけている状態だった。

そんな社会人の最初の頃の思い出があるが、今となっては懐かしい。
今ではむしろ初対面の人であろうと、だれとでもおしゃべりしたい性格になった。

そこで、一人でランチやコーヒーを飲みに行っているときにお店の人とコミュニケーションで話しかけることが多いのだが、相手の返しによっては、失礼ながら「この人、サービス業向いてないね。」と判断してしまう。

新しいお店がいつのまにか出来ていて、コーヒーをお会計してもらうときに、「いつオープンされたんですか?」と聞いたら、「えっ、と、、」とつまって、分からなそうだったので新人さんかな〜と思い、「いや、前は自転車屋さんだったから。」と返しながらおつりを受けとった。

するとマニュアル通りに「コーヒーはあちらからお出しします」とだけ言われた。
胸には「マネージャー」と書いてある名札をしていたのを見て、ダメだこの店すぐつぶれるわ、と思ったら案の定、翌年無くなった。

なんてことはない、「いつオープンしたのか」という質問だから、新人だろうが転勤でやってきたマネージャーだろうが応えられるはずなのに、ただただ、コミュニケーションを取る気が無いんだな〜と思った。
自分がカフェで話しかけるのが好きなのだから、いちいち私のようなものに接客のなんたるかを言われたくないかもしれないが、とっても気になってしまうのだった。

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